祈りの板画・田中武展
ー想い、彫り、摺り、創るー そののち
田中武さんは熊本で育ち、京都でデザインの仕事に就いたのち、東近江に移り住み郷土玩具『小幡人形』と出会いました。そのカラフルで生き生きとした様に深い感銘を受け、40歳ころから本格的に板画を彫り始めます。小幡人形は一種一種に物語や言い伝えが込められていますが、田中さんはその背景を平面(板画)に置き変え、喜びや祈りを込めてユーモラスに創ってきました。また旺盛な好奇心と広い慈愛の持ち主で、宮沢賢治の『二十六夜』や、南方熊楠、湖東の仏像など、様々な題材を探究した作品も多数残しました。
私たちと田中さんは長いお付き合いがあり、genzaiにも時々来られてはいろんなお話をして、ギャラリーという仕事を真剣に応援してくれる大切な存在でした。
今展の計画を進めていた昨年12月、田中武さんはご病気のため永眠されました。まださみしさは拭えませんが、ご本人が最後まで力を尽くし実現を望まれた作品展を、たくさんの方にご覧いただければ幸いです。
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会期|2025年2月14日(金)〜 2月24日(月)
時間|11:00 〜 17:00
※会期中無休
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